生長が待ち遠しい
春になり、一番最初に存在感を出すのが、中野が愛情を注ぐ”ギョウジャニンニク”です。
今年も風の強い能代の冬を乗り越え
春一番で青々とした葉を出し、その逞しさをアピールしているかのようです。
中には花芽をつけているものもあります。
だいぶ太く成長していておいしそうですね。
天ぷらにしたら食べ応えがありそうですね。
行者ニンニクは種を撒いてから収穫までの間、農薬や化学肥料を与えなくても元気に育ちます。
ただ、とても時間がかかります。人間は最低でも5~6年はじっくりと行者ニンニクたちの成長を待たなければなりません。
これが昨年の7月頃に種を撒いて今年葉を出した1年生です。葉の幅は5ミリ、長さは5センチといったところでしょうか。この子たちは今年はこの葉っぱ一枚のみで過ごし、9月頃には葉を枯らして翌年の準備期間に入ります。
続いて2年生です。
1年生と比べるとだいぶ葉が大きくなりましたが、やはり1枚のみです。
そして3年生はというと
こちらも葉の幅が出てきてだいぶ成長してきましたがやはり1枚ですね。
もう3年くらいたって6年生になれば花芽をつけていた株のようにとまではいかないでしょうが、そこそこ立派になってくれることでしょう。まずはじっくり見守るしかありません。
十年ほど行者ニンニクを育てていると、この成長の遅さと自分のこれまでの人生をリンクさせてしまい、更に愛着が湧いてしまうほどです。
こんな魅力的な行者にんにくをこれからも大事に育てていきますので、皆さんも注目してくださいね。